2008-12-04
ぴあにみゆきさんの夜会のインタビューが載っていたのでこちらにちょっと転載。
皆さんが疑問に抱いていた「裏切り」という考え方について。
“待ってるから”と言って弟を逃がして水に飛び込んだお姉さんは美談で、弟はお姉さんを犠牲にして生き延びたということをずっと引きずる。
弟にすれば“待ってる”と言うのは嘘であり裏切りでもある。
なるほど。。。
「元祖・今晩屋」というタイトルについて。
最初に浮かんだのが、“夜いらんかいね”だった。
そこから引っ張られ、安寿さんと厨子王さんもそうだけれど、「もしあの一晩があったなら」、と思っている人は多いと思う。
そういう方に、夜をお売りしたいなと。
安寿も厨子王も千年以上も繰り返しくるしんできたんでしょうから。みんなもう苦しまなくていいよ、と最後に分かってもらえればという物語です。
最後のシーンで、みんなが同じ船に乗るというのは、そういうことなのですね。
セ記事を書く